婦人科外来GYNECOLOGY
卵巣腫瘍
卵巣の病気は自覚症状がないものが多く、婦人科受診の際に「卵巣が腫れている」と指摘されて驚かれる方は多いものです。
また、一言で卵巣の腫瘍といっても、経過観察で良いものから、治療が必要なものまで様々です。
卵巣の疾患や原因
- ホルモンの影響で大きくなる場合
- 感染して膿がたまった状態(膿腫)
- 血液がたまった状態(血腫)
- 内膜症性チョコレート嚢胞(子宮内膜症についてはこちら)
- 腫瘍性病変(良性の卵巣腫瘍や卵巣癌など)
症状
一般的な卵巣腫瘍は痛みがないため、かなり大きくなる(お腹が出てくるなど)まで気付かれないことも多いです。発見のためには婦人科定期健診を受けましょう。
ただし、卵巣嚢腫茎捻転といって、大きくなった卵巣がねじれやすくなり血流が止まってしまうと、激しい痛みが生じ緊急手術が必要となります。
検査
超音波検査が最もよく行われます。体への負担がないため、状態の評価や数か月ごとの経過観察にも有用です。 より詳細に観察するために、CTやMRIを行う場合もあります。
また、腫瘍マーカーという血液検査などもあります。
治療
卵巣嚢腫すべてが手術などの治療の対象になるわけではありません。
自然消失が予想されれば、定期的に大きさなどをチェックして経過を観察します。一方、腫瘍性の病変は自然になくならないので、手術などの治療が必要となります。
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