GYNECOLOGY

避妊について

避妊方法にはいくつかあり、避妊率や費用が異なります。妊娠を望まない方の、個々のライフスタイルに合った避妊方法のご相談にのります。

低用量ピル(経口避妊薬)

避妊失敗率:約0.1~0.8%
費用:1シート(28日分) ¥2530~¥3080(税込)

メリット
  • 月経困難症(月経痛)や子宮内膜症の改善
  • 月経量が少なくなる、貧血が改善する
  • ニキビが改善する
デメリット
  • 毎日忘れずに飲まなければならない
  • 定期的な通院が必要(処方と検査)
  • 軽い副作用(吐き気・頭痛・胸のはり・下腹部痛・不正出血)
  • 重篤な副作用(血栓症)

女性ホルモンの錠剤を、毎日1錠ずつ飲むことで排卵を防ぐ方法です。タバコを吸わない健康な女性であれば、10代から40代まで幅広く使え、避妊効果以外にも月経不順・月経困難症・PMSなどの改善が期待できます。服用により卵巣がんや子宮体がんのリスクを下げることができ、妊娠を希望する時点で服用を中止すればよいので、未婚女性などにお勧めの避妊法です。 飲み初めに吐き気や不正出血などの副作用が出ることがあります。重篤な副作用に血栓症があります。血栓症のリスクがあるのは、喫煙者・肥満の方・40歳以上の方・高血圧や糖尿病などの基礎疾患がある方などです。長期間ピルを服用する場合は、これらの副作用のチェックが必要になります。
当院では、婦人科の専門施設として、ピル内服中の方へ定期診察(子宮頸がん検診+経膣超音波検査)を年1回行っております。

子宮内避妊具(IUD)

避妊失敗率:約0.1~1%
費用:1回の挿入が約3万円~

メリット
  • 一度挿入すれば数年にわたり避妊が可能
  • 授乳中でも使用可能
デメリット
  • 月経量が増えることがある
  • 副作用(不正出血・子宮内感染)

子宮内に避妊具を挿入して着床や排卵を防ぐ方法です。2~5年ごとに入れ替えるだけで、手間が無い事が利点です。子宮内に挿入する操作が必要になりますので、経膣分娩をされた方に適しています。出産後に次の妊娠まで期間をあけたい方、長期の避妊を望む方、子供を産み終えた方に好まれる避妊法です。

レボノルゲストレル放出IUS(ミレーナ)

避妊失敗率:0.2%
費用:保険適応の場合約1万円(自費で5万円)

メリット
  • 最大5年間避妊可能/授乳中でも使用可能/生理痛・過多月経が改善される
デメリット
  • 不正出血が少量断続的に続くことがあります。

婦人科外来TOPへ戻る

PICK UP

    Now Loading...