GYNECOLOGY

子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）

ヒトパピローマウイルス（以下：HPV）の感染を予防するワクチンです。
HPVには100種類以上の型があるといわれており、そのうちのいくつかが頸がんや性病の原因となる型です。
当院で取り扱っている子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）は以下の2種類です。

ガーダシル
HPV　6/11/16/18型を予防するワクチン
（子宮頸がんの約60～70％を予防）
シルガード9
HPV　6/11/16/18/31/33/45/52/58型を予防するワクチン
（子宮頸がんの約90％を予防）

※ワクチンですべての型のHPV感染を防げるわけではありません。
3回接種で完了となりますが、そのあとも1年に1度は子宮頸がん検診を受けることをお勧めします。 ※すでに感染しているHPVを排除したり発症したがん細胞を治す効果はありません。 ※HPVは、型によっては子宮頸がん、尖圭コンジローマ、疣贅（イボ）などの原因となるウィルスです。皮膚と皮膚（粘膜）の接触（主に性交渉）により感染するごくありふれたウィルスで、全ての女性の約80％が人生で一度は感染しています。
感染してもほとんどの人が自然に体から排除されますが、一部の人では排除されず様々な病気になります。

接種対象

HPVは性行為を介して感染するため、初交前の接種が推奨されています（中学生以上）が、16型、18型に感染していない女性ならば予防効果は期待できます。

副反応

  • 注射部位が腫れたり痛むことがありますが、体内でウィルス感染を防御する仕組みが働いているために起こる症状で、通常は数日間で治まります。
  • 接種後にめまいやふらつき、失神などが起こることもあるため、接種後30分程度院内にいていただきます。

接種回数と料金

ガーダシル・シルガード9
共に3回接種。代金は1回分ずつ事前のお支払いとなります。
ガーダシル … ￥17600（税込）/ 回
シルガード9 … ￥33000（税込）/ 回

予約方法

電話でご予約ください。接種の相談でご来院されても構いません。

  1. 当院での接種が初めての方（他院での接種回数は含めません。）は、ネット予約をせずに、まずは当院にお電話ください。
  2. 平日のみの接種となります。
    接種回数に関わらず土曜日の接種は行っておりません。
    （誤ってご来院された場合、受付でお断りすることになりますのでご注意ください。）

※中学生以下の方は、保護者の方の同意が必要になります。

その他よくある質問をQ&A集にまとめております。

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