婦人科外来GYNECOLOGY
基礎体温のつけ方
用意するもの
- 婦人体温計(薬局で売っています。体温を記憶してくれるものが便利です。)
- 基礎体温表(市販のものでも構いません)
記録する内容
- 月日
- 月経周期(月経初日から数えて何日目にあたるか)
- 体温(折れ線グラフにする・毎日計れなかったときは点線で結ぶ)
- 出血の状態(量)
- おりものの有無(色・性状・量)
- 体温に影響しそうな因子
Ex)飲酒、夜更かし、睡眠不足、性交、風邪、薬の使用など
基礎体温の測り方
- 寝る前に手の届くところに体温計を置いておく
- 目が覚めたら最初に体温計を口にくわえる。(舌の下に入れる)
- 体温を記録する。(記憶する体温計なら婦人科受診前にまとめて書き写してもOK)
標準的な基礎体温表の形
- 低温期
- 生理開始後、排卵までの期間です。排卵するまでの期間により個人差があります。
- 高温期
- 排卵後次の生理までの期間です。低温期より0.3°以上高ければ正常です。
高温と低温に分かれていることを2相性といい、それぞれの期間は14日間くらいです。10日未満や日によって高温にならないなどの場合は、黄体機能不全が疑われます。
ガタガタなグラフの方は、不規則な生活や無排卵、ホルモンバランスの乱れなどが考えられるので、生活を見直して定期的な婦人科健診をお勧めします。
また、高温が2週間以上長く続いている方は…妊娠の可能性がありますので自宅で妊娠反応をしてから産婦人科を受診しましょう。
妊娠を望み、不妊治療まではまだ考えていない方は、婦人科で基礎体温と卵胞の状態をみながら相談する「タイミング法」があります。1ヵ月以上基礎体温をつけてご来院ください。受診のタイミングは低温期が望ましいです。
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